
アンサンブル・ノマド 第78回定期演奏会
*マスクの着用など、新型コロナ感染症対策につきましては下記をご参照の上、ご協力をお願いいたします。
2021年の第73回定期演奏会で『弦が運ぶもの』と題してアンサンブル・ノマドの弦楽器奏者を中心に弦楽作品を特集しましたが、
今回はノマドのフルート奏者木ノ脇道元とクラリネット奏者菊地秀夫を主軸に管楽器に焦点を当てたプログラムを組みました。
ノマドという新しいアンサンブルを立ち上げる大きな切っ掛けのひとつに木ノ脇と菊地との鮮烈な出会がありました。
やっかいな特殊奏法や超絶技巧を物ともせず、未知の現代作品を主体的な興味を持って楽しんでいるふたりの姿は長年現代音楽の
分野に関わってきた私に新鮮なショックを与えてくれ、ノマドを目ざす切っ掛けとなりました。以来、ふたりは25年の長きにわたって
アンサンブルの中心にあってノマド独特のカラーを生み出してきました。このプログラムではふたりの至芸とともに、素晴らしい
ゲストの皆さんとのアンサンブルも楽しんで頂きたいです。
今回はまたチューバの表現の可能性を追い求めてあくなき挑戦を続け、その上目覚ましい成果をあげていらっしゃる橋本晋哉さんを
お迎えし、藤倉 大作曲・編曲の『チューバ協奏曲-室内楽版』を世界初演出来ることは大変光栄であり、楽しみでもあります。
演奏会当日、ホールを駆けめぐる"吹奏の風"をご堪能ください。 佐藤紀雄
"プシュケー・息" vol.1:吹奏の風
2023年6月1日(木)
19:30開演(18:30開場)
東京オペラシティ リサイタルホール
<プログラム>
星谷丈生:刹那の慣習 IIe -時の分割について- (2023)~ 世界初演
Takeo Hoshiya:The Tradition of Kshana IIe - De Divisionibus Temporum -
Clarinet Solo:菊地秀夫
藤倉 大:チューバ協奏曲 ‐ 室内楽版(2016/2017, 2022)~世界初演
Dai Fujikura:Tuba Concerto (ensemble version)
Tuba Solo:橋本晋哉
エドガー・ヴァレーズ:オクタンドル(1923)
Edgard Varèse:Octandre
クリストバル・ハルフター:フルートと弦楽六重奏のための協奏曲(1982)
Cristóbal Halffter: Concierto para flauto y sexteto de cuedras
Flute Solo:木ノ脇道元
久木山直:木管五重奏のためのRAMO 枝(2022)
Naoshi Kukiyama:Ramo
山下真実:5番の香水(2022)
Mami Yamashita:5° Parfum -Parfum numéro cinq-
江村哲二:奇妙な誘惑 - 木管トリオのための(2005)
Tetsuji Emura:attrait etrange pour trio d’anches
<出演者>
木ノ脇道元(fl) 菊地秀夫(cl/cond) 野口千代光(vn) 花田和加子(vn/va)
甲斐史子(va) 菊地知也(vc) 佐藤洋嗣(cb) 中川賢一(pf) 宮本典子(perc)
佐藤紀雄(cond/gt)
<ゲスト>
橋本晋哉(tub) 林 憲秀(ob) 福士マリ子(fg) 笹崎雅通(c.fg) 萩原顕彰(hr)
佐藤秀徳(tp) 村田厚生(tb) 川口静華(vn) 朝吹 元(vc)
*曲目・曲順・出演者は変更になる場合があります。
チケット:
【前売】一般¥4,000 大学生¥2,000 高校生以下¥1,000
【当日】一般¥4,500 大学生¥2,500 高校生以下¥1,500
*就学前のお子様の同伴・ご来場はご遠慮下さい。
チケット取り扱い:東京オペラシティチケットセンター
Tel:03-5353-9999
お問い合わせ:キーノート *メール、またはFaxのみの対応となります。
Fax:0422-44-1165
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主催:一般社団法人 アンサンブル・ノマド

